*ジャズマスターの封印を解除 その2(作業手順)

今回は、前回に引き続きジャズマスターの秘めたパワーを引き出すカスタムの作業手順を解説します(^_^)

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ジャズマスターのネックピックアップとブリッジピックアップをシリーズ接続で出力する為の「封印」を解除する配線カスタムの手順を10段階に分けて解説したいと思います。

では、参りましょう(^_^)

*JM封印解除方法 その1*
元々のジャズマスターの配線は、この図の様になってます。
配線があっち行ったり、こっち行ったり・・・
ややこいいんですw

ま、それは今回置いておいて、この回路に、前回準備したスイッチポット(シリーズ/パラレル切替加工済み)を追加(交換)していきます。


*JM封印解除方法 その2*
今回、作業するにあたってスイッチポットの各端子に呼び名を付けたいと思います。
各端子の呼び名は、上の図の様になっています。


*JM封印解除方法 その3*
通常のトーンポット部にこのスイッチポットを取り付けるので、元のトーンポットの配線(上の図の2カ所)を外し、スイッチポットに交換して、再度、配線し直します。
コンデンサーも元のを使う場合は、トーンポットから外し、付け変えます。


*JM封印解除方法 その4*
ブリッジピックアップのホット線をトグルスイッチから外し、スイッチポットの1番端子に繋ぎます。


*JM封印解除方法 その5*
スイッチポットの2番端子とブリッジピックアップのホット線が繋がっていたトグルスイッチの端子に配線します。


*JM封印解除方法 その6*
ネックピックアップのホット線をプリセットスイッチから外し、スイッチポットの3番端子に繋ぎ・・・


*JM封印解除方法 その7*
それと同時にスイッチポットの3番端子からネックピックアップのホット線が繋がっていたプリセットスイッチの端子に配線します。


*JM封印解除方法 その8*
ネックピックアップのコールド線をポットの背面などから外し・・・


*JM封印解除方法 その9*
スイッチポットの5番端子に繋ぎます。


*JM封印解除方法 その10*
これで作業完了です!
スイッチポットを切り替える事で、2つのコイルの接続方法をパラレル(並列)とシリーズ(直列)に切り替える事が出来るようになりました!!

前回も書きましたが、ジャズマスターは、元々ピックアップの磁極が逆に設定されているので、シリーズ接続した際(もちろんパワレル接続時も)にもハムキャンセル効果が得られ「ノイズ少なめ、中低音の厚み多め」の封印解除サウンドが楽しめますw

各ポジションでのスイッチ/ピックアップなどの相関図

10段階に分けて解説してきましたが、実際に作業するとなると、そこそこボリュームのあるカスタムになると思います。(ハンダ吸収線や追加の配線なども必要になる場合もありますので・・・)

腕に自信のある方は、この手順に沿ってご自身で作業すると、ジャズマスターの「封印解除」が可能です!
ですが、配線はちょっと心配って方は、ポップギターズが最高の状態にカスタムさせて頂きますので、お気軽にご相談下さい(^_^)

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