*ネックの調整【その1:ネック反りの種類】

*ネックの調整【その1:ネック反りの種類】

今回は、ギターのネック調整などについてです(^_^)

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ギターのネックは、基本的に「木」で出来ています。
木で出来ているので、湿度/温度など外部の環境にも影響されますし、なんと言っても木で出来ているネックに金属製の弦を結構な張力で張っていますので、ネックが反る(そる)のは当然と言えば当然。。

しかし、通常、ネックにはトラスロッドと言う調整用の鉄の芯が埋め込まれてますので、もしネックが反ってしまったらトラスロッドで調整が出来る様になっています。

「調整」とは言っても、まずはネックの状態を把握しないとどう調整すればいいのか判断が出来ません。
ですので、今回はネックの現状を確認する方法をご紹介したいと思います。

ネックの状態を把握するには、ある程度の経験が必要だと思います。
しかし、決して「特別」なスキルではありませんので、確認方法といくつかのポイントを知っていれば個人でも行えると思います。
自分のギターを自分でメンテナンスする事で、弾きやすくなるし、愛着もアップしますし、いいことばっかりですね(^_^)

そんな訳で、まずはネックの現状を確認しましょう。

・・・と、その前にネックの反りとは?
ネックの反りと言いましても実は、色んなパターンがあります。
トラスロッドで調整が出来るものもあれば、トラスロッドで調整出来ない(涙)ってのもあります。

下の図は、ギターを横から見た図です。
とりあえず、
①理想的な状態はこの図のようにネックが真っ直ぐな状態です。(実際は、ほんのわずか順反り)

続きまして、

②順反り(じゅんぞり)

上の図のように、ネックが弦に引っ張られて反った状態
ちなみに順反りになるとどんな症状がでるかと言うと・・・

・弦高が高くなる
・オクターブチューニングが狂う

など

③逆反り(ぎゃくぞり)


上の図の様に、順反りとは逆に弦に引っ張られる方向とは逆に反った状態
ちなみに、ネックが逆反りすると・・・

・弦高が低くなる
・開放弦やローポジションを弾くとビビる

など

特に調整などおこなっていないのに、これらの症状が出る場合は、ネックが反っている(順反り/逆反り)のかも知れませんね。

この様に特に何も調整をしていないのに、弦高が変わった!などと言う場合は、ブリッジ側で調整を行っても、逆に調子が悪くなって、根本的な解決にならない可能性が高いです。
ですので、もし何も調整していないのにギターの調子が変わってしまった場合は、ネックの状態を確認してみるのが良いと思います。
※ちなみに原因がネック以外の場合でも同じ様な症状が出る場合もありますのでご注意下さい。

ネックが反る原因は、一言では言えませんが、先に書きました様に湿度/温度の変化やネックに使われている木の性質による場合もあります。

順反り、逆反り以外にも、順反りと逆反りが同時に発生して波うちの様になったり、トラスロッドの効かないハイポジションが浮いてくる、ねじれてしまって6弦側(又は1弦側)だけが反る、などなど、ネックの反りと一言で言っても実は奥が深かったりします。。

と言う事で続きは、また今度・・・

次回は、実際にネックの状態を確認する方法や調整方法をご紹介したいと思います(^_^)

ポップギターズでは、ギターのメンテナンス、調整、カスタマイズなどなど承ります!
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ポップギターズはきっとあなたのお役に立ちますよ〜(^_^)

今回は以上です。
ありがとうございました!

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