*ピックアップの高さ調整の基本

*ピックアップの高さ調整の基本

今回は、以前にも紹介しましたが、エレキギターのピックアップの高さ調整の基本を改めてシェアしたいと思います(^_^)

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エレキギターのピックアップの調整方法ってどうすればいいのか??意外と情報がなくて分からなかったりしますよねー。
ポップギターズのブログでも、以前、書いたピックアップの高さ調整の記事をたくさん見て頂いているようなんです。
そこで、今回は、改めてピックアップの高さ調整の基本をご紹介します。

ピックアップの高さ調整・・・つまりピックアップと弦の距離は、実は、アンプから出力されるサウンドに大きく影響する重要なポイントなんです。
幸い、ピックアップの高さ調整は、ドライバーがあれば個人でも比較的簡単に出来ますので、もしご興味あればトライして見て下さいね。

今回、紹介しますピックアップの調整方法は、伝説のピックアップデザイナー、ビルローレンスが「あくまでも一般的な方法の一つ」としてシェアしていたものなんですが、エレキギターサウンドの要と言っても過言ではないと思いますので、ギターメンテナンスのお役に立てて頂けたら嬉しいです(^_^)

今回は、このギターのピックアップを調整していこうと思います。

先ほども書きましたが、これはあくまでも一般的な方法の一つなんですが・・・

まず、ブリッジピックアップの調整をします。

※ピックアップ調整の前に弦高などは、お好みの状態にセットしておきます。

ブリッジピックアップの1弦側を調整
1弦の最終フレットを押さえた状態で、ブリッジピックアップと弦の距離をおよそ『2ミリ弱』に合わせます。(10円玉の厚みより少し厚い感じ)

※写真では分かりにくいですが10円玉をピックアップと弦の間に置いています。
最終フレットを押さえた状態でこのくらいの隙間に調整します。

次に6弦側は、およそ『4ミリ弱』(10円玉×2枚くらいの厚み)に調整します。
6弦側を調整する際も6弦の最終フレットを押さえた状態で行います。

ここまでで、ブリッジピックアップの基本調整は終わりです。
もし、この時点で実際に音を出してみて出力が高いかな?と感じたらピックアップを下げて調整します。

ちなみにピックアップと弦の距離が2倍になると、出力は60%低下し、同時に低音が失われていきますので、注意が必要です。(との事です)

ブリッジピックアップの調整が終わったら、その出力に合わせる形で(音を出しながら)ネックピックアップの高さを調整します。


もちろんネックピックアップもこの方法を基本として、お好みで調整して頂いて問題ありません。
※センターのピックアップがあるギターの場合も同じ要領で調整をします。

ビルローレンス曰く、調整後のサウンドチェックは「ステージと同じ音量で」行うのがベストだそうです。。
とは言っても、普通、家ではあまり大きな音は出せないと思いますので、それなりの音でチェックしてみて下さいねー。

この調整方法は「一般的な方法」と書いてあるように、あくまでも基本的な調整方法の一つです。
これを基準として、自分の好みで調整してみて下さいませ(^_^)

ちなみに、ネックピックアップが弦に近過ぎますとピックアップの磁力が弦の振動に影響し、サスティンが極端に減ったり、音が波打ったように聞こえたりする場合があります。
弦が極端に古くても、サスティンがなくなったり、音が揺れたりしますが、そうでないのに変な音に揺れが出る場合は、ネックピックアップが原因かも知れませんよー。

当然ですが、ピックアップの調整を行う前に弦を新しいものに変えるのが良いと思います。

ちょっとした調整でギターの持つ本来の性能を引き出せるかも知れない調整方法のご紹介でした。

ポップギターズでは、ギターのメンテナンス、調整も承ります!
ご相談はお気軽にどうぞ。

ポップギターズはきっとあなたのお役に立ちますよ〜(^_^)

今回は以上です。
ありがとうございました!

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