オクターブ調整 パート2〜何故オクターブ調整が必要なのか?〜

何故、オクターブ調整が必要なのか?

前回も書きましたが、ポップギターズ米澤が初めて行ったギターのメンテナンスは、ブリッジの調整でした。
調整と言うか、サドルを几帳面に真っ直ぐに揃えただけ。なんですがw


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で、結論から言いますと、これは間違ったメンテナンスですw
調整してあるサドルをわざわざ真っ直ぐにして、調整を狂わせただけなんですね〜
オクターブ調整に関しましては、前回書きましたので、今回は、何故サドルの調整が必要なのか、ちょっと理屈みたいなのをシェアしたいと思います(^_^)
サドル一直線(再現図)
↑これが、僕がやらかしたサドルの調整(の再現図)です。


*12フレットが弦長の半分の位置だってご存知でしたかー?

ギターの弦長(スケール)は648mmや610mmなど、いくつかの種類があるのですが、ナットからサドルまでの長さを元に各音程の指板上のフレットの位置が割り出されています。
弦高とは
しかし、ギターの場合、弦とフレットの間に「弦高」と言われる物理的な隙間があります。
実際にギターを演奏する場合、弦を指板に押さえてフレットに弦をくっつけて音程を変えます。
そうしますと真っ直ぐだった弦がフレットにあたる位置までいくには弦が引っ張られた状態になります。
要するに指板の方向にチョーキングしているような感じですね〜。
ギターチョーキングの図
↑通常のチョーキングはこんなのですが・・・
で、ご存知のようにチョーキングすると音程が高くなりますよね??
音程が変わってしまうと、理論上の音と変わってしまいますので、その分の(実際の音と理論上の音の狂いを)補正をする為にサドルをボディエンド側に動かして正しい音程に近づけるのがオクターブ調整なんですって〜。

通常、ハイポジションにいくほど指板と弦との距離(弦高)は広くなりますので、ローポジションでの音程の変化とハイポジションでの音程の変化も当然変わってきます。

そんな事もあり、前回も書きましたが、ローポジションをよく使うプレイスタイルの人は「12フレット」を基準に、ハイポジションをよく使うプレイスタイルの人は「19フレット」を基準にすることでよりスタイルにマッチした調整が出来るのではないかと思います。

ちなみに(自称ロックンローラーの)ポップギターズ米澤は、もっぱら「12フレット」で合わせてます。

オクターブ調整をする理由について、ポップギターズ米澤なりに書いてみました。
分かりにくいところなんかもあるかも知れませんが、ご容赦下さいm(__)m

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