*2つのピックアップの音量を調整するバランサーポット |
バランサーポットって何か?って言いますと・・・ 「2つのピックアップの音量バランスを1つのボリュームツマミで調整する事が出来る仕組み」を持ったポットです。 どんなところで使われているのか?と言いますと、ポップギターズの配線済みアッセンブリにもラインナップしておりますが、ジャズベースのネックピックアップとブリッジピックアップの出力のバランスを調整する物などが、メジャーかも知れないです。 *JB配線済みアッセンブリ/オレンジドロップ(バランサー)仕様 要するにボリュームポットが上下(逆方向に)2段に重なっていて(※上の画像ご参照下さい)、1つの軸で2つの入力のバランスを一度に調整出来る画期的なアイテムなんです。 ま、「バランサー」って言う言葉の響きで、なんとなくどんなものかは想像して頂けますよね〜 バランサーポットは色んな使い方が出来るので先に書いたような、「2つのピックアップの音量バランスを調整する」には、それ用に配線(準備)する必要があります。 そんな訳で、今回は2つの入力のボリュームのバランスを調整する為の配線方法を書いてみたいと思います。 |
1、まず、バランサーポットの仕様を把握します。 上図をご覧下さい。 この数値から考えますと、③と④がホット端子に、①と⑥がアース端子になります。(抵抗値の数値が逆の場合は、ホット端子とアース端子の関係も逆になります。) |
2、では、配線してみます。 今回のバランサーポットの使い方の場合、2つの入力をこのポットで1つにすると言う事ですので、上段と下段のホット端子(③と④)同士をつなぎ、アース端子(①と⑥)も同じ様につなぎます。(※通常アース線はポットの本体部分へ落と(ハンダ付け)します) バランサーポットの準備はこれで完了です。 |
3、最後にバランサーポットでミックスしたいピックアップ(入力)をつないでいきます。 今回のバランサーポットの場合、右側に回しきると上段の入力はカットされて、下段の入力だけが出力されます。 逆に左側に回しきると下段の入力はカットされて、上段の入力だけが出力されます。 ですので、バランサーポットのツマミを右側に回した時にネックピックアップの音を出力し、左側に回した時にブリッジピックアップの音を出力したい場合、下段⑤端子にネックピックアップのホット線をつなぎ、上段②端子にブリッジピックアップのホット線をつなぐとよい訳です。(逆にしたい場合は、⑤と②への接続を逆にします) そして、上の図に書いてある「OUT」の端子からアウトプットジャックのホット端子などへ、ピックアップのコールド線をポットの背面などのアースに落と(ハンダ付け)したら、バランサーの回路的には完成です。 ピックアップが接続できたら、サウンドチェック! で、完成となります。 |
てな感じで、今回はバランサーポットでした。 ※実際に作業をされる場合は、準備を怠らず充分に気をつけて、自己の責任のもの作業を行って頂きますようお願い致します。 *配線済みバランサーポットのページ(ただ今準備中!) |