今回は、ハムバッカーをフル活用?するミニスイッチの設置方法と信号の流れについて書いてみます(^_^)
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エレキギターのピックアップには、一般的に「シングルコイル」と「ハムバッカー」ってのがありますよね。
「シングルコイル」ってのは、名前の通りですが、コイルが一つで出来ています。
「ハムバッカー」は(見た目の通りなんですが)ごくごく簡単に言うとコイルが2つ並んで設置されたものなんです。
で、コイルが二つあれば、組み合わせを変えて音のキャラクターを変えることが可能になるんです!!
そんな訳で、今回は、ハムバッカーの2つのコイルの組み合わせを変えて音のキャラクターを楽しむためのミニスイッチの設置方法とスイッチを切り替えた時の信号の流れを図示してみます(^_^)
ハムバッカーの2つのコイルを切り替えるためのスイッチは、以下の画像のようなミニスイッチ(6P ON-ON-ON)を使います。
このミニスイッチ(6P ON-ON-ON)を使うと、
・シリーズ接続
・パラレル接続
・コイルスプリット(タップ)
上記のような3つ接続方法を切り替えることが可能になります。
シリーズ接続っていうのは、一般的なハムバッカーの接続方法で、力強い中低音が特徴的なサウンドが得られます。
次に、パラレル接続って言うのは、ごく簡単に言うとストラトのハーフトーンのサウンド的なものになります。
そして、コイルスプリット(俗にタップとも言われる)は、コイル一つだけが鳴るもので、限りなくシングルコイルのサウンドに近いものになります。
スイッチとピックアップの接続方法は、上の図の様になります。
スイッチ側の準備としては、右側の上の端子と左側の真ん中の端子を結線しておく。
そして、左側の下の端子はアース、右側の下の端子は出力になります。
接続方法は以上です。
ここからは、スイッチを切り替えた時の信号の流れになります。
スイッチのレバーを下側にした場合、「シリーズ接続」いわゆる通常のハムバッカーのサウンドになります。
続きまして、スイッチのレバーを上側にした場合、「パラレル接続」シングルコイルが2つ同時に鳴らした感じ、ストラトのハーフトーンのサウンドに近いものになります。
そして、スイッチのレバーを真ん中にした場合、(図の上側の)コイルを一つだけ使う「コイルスプリット(コイルタップ)」になり、限りなくシングルコイルに近いサウンドになります。
ハムバッカーのコイルの接続を切り替えた時の信号の流れを電池と電球で表してみますと、上の図の様になります。
理科の時間にこんな感じの勉強しましたよねー??(笑)
この切り替えスイッチですが、例えば、シンプルなハムバッカーが一つだけ搭載されているギターの場合、そのままだとボリュームとトーンの調整くらいしか音色を変える手立てがありませんが、この切り替えスイッチを設置すれば、3つの音色を切り替えて使うことが可能になりますね!
他にもレスポールの様に2ハムバッカーのギターにもこのスイッチを設置すれば、いきなり音のバリエーションが増えたります。
H-S-Hの様なレイアウトのギターにも、このスイッチを設置すれば、今まで以上の音色が得られる様になりますね!!
ちょっと面白そうですよねー(^_^)
あ、最後になりましたが、このスイッチを設置するには、ハムバッカーからの配線が4本出ているタイプでないと出来ません。
ビンテージ仕様の1芯(網線)のタイプや、配線が2本だけのタイプのピックアップでは設置出来ませんのでご了承下さい。
今回は、以上です。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
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