今回は、僕のすごく大好きなギターの一つ「Fender ムスタング」のコントロール部の総入れ替え/カスタム&ピックアップの交換、そして、キャビティ内部のノイズ処理のリペアをご紹介します(^_^) お客さんからご依頼頂いたのは、大きく分けて3つのリペア/カスタムでした。 一つ目は、ムスタングのピックアップセレクター部の交換&カスタム。 これは、ポップギターズの配線済みアッセンブリのラインナップにあるもので、2つのピックアップをシリーズ接続して、ハムバッキングの力強い音にすることが出来る「MGタイプ配線済みPUスイッチ/スペシャル」へ交換で、ムスタングにもっともマッチしたコントロールと言っても過言ではない配線のカスタムなんですよー。 続きまして、二つ目、ボリューム部のポットとジャック、コンデンサーも交換。 こちらもポップギターズの配線済みアッセンブリのムスタングタイプのものにリニューアル。 ギターの内部の配線や部品の品質って、すごく大事な割に、見えない部分だからチープなものが使われている事が少なくない!(特に国産ギター)ので、愛用のギターの潜在能力の引き出すためにも内部アッセンブリの見直しがオススメです。 そして、三つ目、ピックアップの交換もご依頼頂きました。 お客さんのご希望は「ムスタングらしさを残しつつ、もう少しパワーアップ」と言うことでしたので、非常に悩みましたが、ビンテージトーンを元にしてパワーアップしたKentArmstrong Texas Vintageモデル(ストラト用のピックアップ)をオススメし、それに交換することになりました。 では、リペアの様子をご紹介して参ります(^_^) ↑元々は、いわゆるビンテージスタイルのめっちゃかっこいいムスタング。 ↑ブリッジはすでにポップギターズのPTB500Rに交換して頂いてます!嬉しい(^_^) ↑では、コントロール部などなど、外していきましょう。 ↑これが元々のボリューム部分の内部。 このモデルは、多くの国産ムスタングと違って、元々CTSのポットとスイッチクラフトのジャックが使われています。 ↑ピックアップ&セレクター内部。 ↑今回は、キャビティ部に導電塗料を塗ってノイズ対策をするので、キャビティ底の金属プレートも外しました。 ↑キャビティ部にマスキングして・・・ ↑キャビティ内部に導電塗料を塗りました。 導電塗料は、その名の通り電気を通す塗料で、組み込む回路のアースと繋ぐことでシールド効果を発揮します。 ↑写真左側が元々のアッセンブリ、そして右側がポップギターズで組んだアッセンブリ。 配線材の質はギターのトーンに少なからず影響を及ぼします。 ↑スイッチ部分。下側が元々のスイッチ。上側がポップギターズで組んだスイッチの回路。 スイッチの配線を変える事で今までにないピックアップの(シリーズ)接続が可能になります。 ↑導電塗料が乾いたので、金属プレートを元どおり設置。 ↑そして、ピックアップ取り付け時の写真撮ってませんでしたが、取り付け完了! ポールピースがでたピックアップのルックスもいい感じに似合ってますね(^_^) ↑ちょっと近代的な雰囲気と言うか、スタングの持つちょっとビザールな感じと洗練された感じのバランスが超ナイスですね!! と言う感じで、今回はムスタングの見た目はほとんど変わりませんが、ムスタング本来の潜在能力以上の音が出せるようになる!ゲキ渋のリペア/カスタムをご紹介しました! 最後まで読んで頂いてありがとうございました(^_^) あなたのギターのリペアお任せください! 「こんな仕様にできないかなー?」とか「こんな機能を組み込みたい」など、お考えでしたらお気軽に相談して下さいね。 いつでもお待ちしてますよー。 →問い合わせフォーム *少しでもたくさんの人に見て頂きたいので、この記事が良いなと思ったら、Facebook、TwitterなどのSNSで、是非、シェアして下さいね! 追伸:インスタグラムやってます。是非、フォローし合いましょー(^_^) |