先日、 「現行のレスポールスタンダードのアッセンブリ(基板に組み込まれたもの)を手に入れたのですが、これに〇〇(ブランド名)の4芯のピックアップを取り付け出来ますか?」 と問い合わせを頂きました。 この現行のレスポールの基板に組み込まれたアッセンブリは、少し曲者で、ピックアップやスイッチ類の取り付けが、従来のハンダではなく「コネクタ」で簡単に脱着が出来るようになっているんです。 これは、もちろん良かれと思っての仕様なんですが、他社製品やコネクタ仕様になっていないピックアップなんかを取り付けるとなると、ちょっと大変。。 専用のコネクターを使うか、基板を改造するか、で接続することは可能になります。。 ・・・なんですが、今回は、そのお話ではなく、現行のレスポールのコントロールについてのお話です(^_^) レスポールのコントロールは、基本的に 「ネックPUボリューム」 「ブリッジPUボリューム」 「ネックPUトーン」 「ブリッジPUトーン」 の4つのポットによるコントロールになっています。 しかし!現行のレスポールには、この基本のコントロールに追加して 「ネックPUのコイルタップスイッチ」 「ブリッジPUのコイルタップスイッチ」 「フェイズ切り替えスイッチ」 「ブリッジPUのダイレクト出力スイッチ」 が、装備されています。 これらのスイッチは、各ボリューム/トーンのポットがスイッチポットになっておりまして、ノブを引き上げる事で切り替えが出来るようになっているんですよー 図にしますとこんな感じ。 それぞれの機能に関しましては、このブログで今までにも紹介しておりますが、ここではそれらを組み合わせて現行のレスポール風のコントロールにしていきたいと思います(^_^) まずは「タップスイッチ」 タップと言うのは、ハムバッカーの2つあるコイルの1つだけ使うようにする事です。(「コイルスプリット」とも言う) シングルコイル的なサウンドが出せるようになるカスタムです。 ハムバッカーのどちら側のコイルを使うかで接続方法が違うので、今回は、2パターンご紹介します。 パターン1は、コイル1側を活かす方法。 パターン2は、コイル2側を活かすパターン。 今回は、パターン1をネックピックアップ側に、パターン2をブリッジピックアップ側に設置する事にします。 次に「フェイズ切り替えスイッチ」 フェイズイン/アウトは、2つのピックアップを組み合わせた際に作り出せます。 つまりフェイズ切り替えのスイッチは、2つのピックアップのうちどちらか一つに設置すれば効果を発揮ましす。 ピックアップからの出力を上の図の+とーの端子に接続します。 これで瞬時にホットとコールドを切り替える事が出来るようになります。 今回は、このフェイズ切り替えスイッチをネックピックアップ側に設置します。 そして最後に「ダイレクトスイッチ」。 ダイレクトスイッチは、スイッチ単体で見ても分かりにくいので、必要最低限(ブリッジピックアップ側のみ)の回路を書いております。 この図のように接続するとノーマル時の出力とブリッジピックアップのみのダイレクトな出力とを瞬時に切り替えが可能になります。 これらの機能を全て組み込みますと・・・ こうなります! 各ピックアップのコイルタップスイッチ、ネックピックアップのフェイズ切り替えスイッチ、ブリッジピックアップのダイレクトスイッチ、をぎっしり詰め込んだ大盛り状態。 そんな現行レスポール風の配線カスタムのご紹介でした。 今回は以上です! ポップギターズは、あなただけのスペシャルなギター作りの為に、お役に立てる!・・・かも知れませんのでw、お気軽にご相談くださいねー(^_^) ご覧頂きましてありがとうございました! ポップギターズでは、あなたのギターのメンテナンス、調整、リペア/カスタマイズなどなど承ります! ご相談はお気軽にどうぞ。 →問い合わせフォーム *少しでもたくさんの人に見て頂きたいので、この記事が良いなと思ったら、Facebook、TwitterなどのSNSで、是非、シェアして下さいね! 追伸:インスタグラムやってます。是非、フォローし合いましょー(^_^) |