*1芯のハムバッカーを4芯にする

今回は、ハムバッカーから出ている配線の交換についてです。(^_^)

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前回の記事でシェアしました「ハムバッカーの接続方法色々」ですが、ピックアップから出ている配線が、1本だけのもの(1芯又は2芯)ですと記事に書いたような接続方法を切り替えることが出来ません。。
1芯の図
↑とか
2芯の図
↑これなどは、接続の切り替えが出来ません。

そこで、今回は1芯の配線のハムバッカーを4芯の配線にする「オペ」をやって見たいと思います(^_^)
4芯の図

今回「オペ」を行うピックアップはこちらです。
ハムバッカー
ピックアップから出ている配線は・・・
配線部アップ
上の画像のようにホット線とコールド線の2本だけ。

このようにピックアップから出ている配線が「ホット」と「コールド」しかない場合、各コイルから出ている根元の部分の配線を分ける改造(オペ)をする事で色々な接続を楽しめるようになるんですよー

しかし!この改造は、重大なトラブルを引き起こす可能性がありますので、誰にでもおすすめ出来るものではありません!!
ピックアップのコイルに使われているワイヤーケーブルは、非常に細く、ちょっとした事で切れてしまう恐れがあります。
ですので、個人では出来ればやらないでくださいね(^_^;

とか言いながら続けますが・・・w

今回は、この1芯の配線を4芯の配線にするためにこれ↓を使います。

4芯のワイヤーケーブル
このように4本の配線とアース線が1本にまとまったワイヤーが単体であるんです。

この4本が1本になった配線を以下の図のように接続する事で1芯だったハムバッカーが4芯に生まれ変わります。

1芯のケーブルを接続
元々は↑こんな感じ・・・これを
4芯のケーブルを接続
4本の配線を上の図のように接続するわけです。

ま、これだけの事なんですが、先ほども書きましたようにピックアップのコイルに使われているワイヤーケーブルは非常に繊細ですので、慎重な作業が必要になるんです。
万が一、このワイヤーケーブルが切れてしまうと!最悪の場合、再起不能になる恐れがありますので。。

今回は、実際に1芯のハムバッカーを4芯にして見ました。

1芯仕様のハムバッカー
このハムバッカー(1芯)を4芯にします。

ピックアップカバーを外します。
まずは、ピックアップカバーを外すために、固定している両サイドのハンダを除去。

ハムバッカー、カバーを外した状態
カバーを外した図

ピックアップ裏面
ピックアップ裏面にある4ヶ所のネジが、ボビン(コイルを巻いている部分)を固定しているネジです。

ピックアップ側面、細かい線が見えます。
カバーを外したハムバッカーの側面、コイルから出ている細い線を分ける作業を行うわけです。

ボビンを止めてるネジを外す
ボビンを固定しているネジを外します。

ボビンとプレートが外れました
4ヶ所のネジを外すとボビンとプレートが外れます。

プレートのアースを外します。
プレート部分にはアース線が接続されていますので、これも取り外します。

プレートから外したコイル部分
プレートからコイルを外しました。

配線をカットし再接続
コイルとコイルを繋いでいる配線をカットし、4芯の配線の各線に接続します。
今回は、ダンカンと同じ配列で接続しました。
ブラック:コイル1+
ホワイト:コイル1−
レッド:コイル2+
グリーン:コイル2−

各線を接続
こんな感じ

プレートに再設置
接続部分を絶縁し、アース線はプレートに接続し、ボビンとプレートを固定します。

ピックアックカバーを固定
カバーをハンダで固定。

4芯配線のハムバッカーになった
作業完了。
4芯のハムバッカーに生まれ変わりました(^_^)

と言う事で、今回は以上です。

ご覧頂きましてありがとうございました!

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