*「グリースバケット」ってご存知ですか?

今回は、Fenderが2005年に導入したトーン回路について書いてみます(^_^)

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Fenderが2005年に導入した、新たなトーン回路、それが「グリースバケット」です。

「グリースバケット」→ → → グリスのバケツ?

バケツは、あのバケツですよね。掃除の時に水を入れたりするやつ。

で、グリースは、潤滑油のグリス。

と言う事は、グリスでどろどろのバケツのトーン回路!?
って思いきや、実はそうではなく、むしろ滑らかなトーンと言うのが、ネーミングの由来の様です(^_^)

Fenderによりますと・・・

グリースバケットは、トーンに新たな次元を加えます。

トーンボリュームを絞ると、トーン・ポットは高い周波数を減らしますが、低音は加えません。

との事。
(コンデンサーが一個の)ノーマルのトーンも、低音をブースト(加える)する訳ではないのですが、高音をカットしていく事で、低音が強調されてしまうので、モコモコとした音になってしまいます。

しかし、このグリースバケットでは、高音が削れても低音が強調される事無く、トーンのコントロールが出来るようにデザインされているって訳です。

つまり高音カットに合わせて、低音もいい感じに調整してくれるので音が濁る事無く音色(トーン)コントロール出来るって事なんです。

このグリースバケットのトーンコントロールは、クリーントーンでの濁りのない音色コントロールの演出にも有効ですが、ドライブサウンドでの音色コントロールにも有効だと好評みたいですよ(^_^)

そんな訳で、今回は、このグリースバケットの配線をご紹介します。

まずは、一般的なコンデンサーを一個使うトーン回路は以下の図の様になってます。

このトーン回路のコンデンサーは、シングルコイルなら、0.047ufや0.022uf、ハムバッカーなら0.022ufが一般的に使われています。
個人的には、このトーンで不満はありませんが・・・(^_^;

で、グリースバケットの回路は、以下の図の様になっています。



コンデンサーは2個(数値は上の図の通り)で抵抗(数値は上の図の通り)も使われてます。
なんと言うか、一般的なトーンの回路と比べると、すごく考えられた回路みたいですね!!

で、実際に組み込んでみました。

真ん中のポットが「グリースバケット」回路のトーンポット。
で、実は、画像の右側にオレンジドロップのコンデンサーが写っていますが、一般的なトーンと切り替えて音の確認が出来る様に組み込んでみたんです。

で、実際に通常のトーンとグリースバケットの効果を比べてみたところ・・・

確かに!グリースバケットは、こもるだけでなく!音色のコントロールが出来ている感じがします。
もこもこではなく、高音がカットされて、濁ることなく音色が変化しているっ!!

・・・と思いました。

動画で音の違いをお届けしたかったんですが、録画失敗。。
アンプから出る音よりもなま音の方が大きくて、分けわからん動画になってしまいました。。

また機会を見つけて撮り直してアップしますねー(^_^)
グリースバケット、トーンを多用するあなたなら試してみる価値あるかも知れませんね!!

今回は、以上です。
ご覧頂きましてありがとうございました!

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