今回は、ボリュームやトーンに使われているポットついてです(^_^) ギター・ベース用パーツのポップギターズはコチラです。 |
ポットって「ボリューム」と「トーン」で使う種類が違ったりするんですか? と、稀にご質問を頂きますので、今回はこのご質問について書いてみたいと思います。 結論から書きますと、「ボリューム」と「トーン」に使うポットの種類に違いはありません! ・・・とは言っても、ポットって抵抗値やカーブの違いなど、ややこしかったりしますので、ここでポットの違いについて書いてみたいと思います(^_^) ギター(ベース)には、大きく分けて「250KΩ」と「500KΩ」の2つの抵抗値のポットが使われています。 「シングルコイル(出力の小さいピックアップ)」には「250KΩ」のポット が使われる事が多いです。 ちなみに・・・ 「250KΩ」のポットを「ハムバッカー(出力の大きいピックアップ)」に使うと「高音がこもった感じ」になったりします。 逆に 「500KΩ」のポットを「シングルコイル」に使うと「ボリュームを少し絞るだけで急激に音量が変化してしまう」など、ボリュームのコントロールが難しくなったりします。 と、ここまでが極々簡単な抵抗値の違いによる使い分けの解説です。 ポットには「抵抗値」だけでなく「カーブ」の違いってのもあるんです。 この「カーブ」にもいくつかの種類がありますが、ギター(ベース)で使われているものは「Aカーブ」と「Bカーブ」の2つの「カーブ」があります。 「カーブ」の違いは、抵抗値の違いに関わらずあります。 まず「Bカーブ」ですが、ポットの軸の変化と抵抗値の変化が均一なものです。 次に「Aカーブ」ですが、ボリュームの軸の変化と抵抗値の変化が一定ではないもので、軸の動かし初めは抵抗値があまり変化せず、動かし終わりに急激に変化するものです。 これらの図の様に「Aカーブ」と「Bカーブ」のポットは軸の動きと抵抗値の変化に違いがあります。 『「Bカーブ」のポットでええんちゃうん??(Bカーブのポットがあればいいんじゃないの??の意)』 と思うんですが、そう言う訳ではないみたいなんですねー。 と言うのも、「抵抗値の変化」と「音量の変化」は同じではないみたいで、実際に聞こえる音は図のイメージ通りではなかったりするんですねー。 ・・・だから、結局「Aカーブ」と「Bカーブ」は、どうやって使い分けるのか??って言うと・・・ 実は、いくつかの相反する「説」がありまして、 ・ボリュームには「Aカーブ」、トーンには「Bカーブ」を使う説 ・ボリューム、トーン共に「Aカーブ」を使う説 って言うのもあります。 トーンに「Bカーブ」を使うと音質の変化が急激になるので使えない!と言う説もあれば、トーンには「Bカーブ」を使うって説もあります。 ・・・そんな訳で、いくつかのパターンのようなものはありますが、絶対にこうだ!って言うのはないみたいです。 奥が深いのか!?何なのか分かりませんが、ルールがあってないのがギター(ベース)のパーツ選びの醍醐味なのかも知れませんねー。(と、無理矢理まとめるw) ちなみに僕は、ボリューム、トーンともに「Aカーブ」を使っています。 ポップギターズの配線済みアッセンブリにも、もちろん組み込んでいますよー *配線済みアッセンブリのページはこちらです。 最後まで読んで頂いてありがとうございました! ポップギターズでは、ギターのメンテナンス、調整、リペア/カスタマイズなどなど承ります! メンテナンス、リペア、配線カスタマイズなどのお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ |
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