ギターのネックをぶつけてしまって、塗装がちょっと欠けてしまった!! ・・・そんな場合、本来ですと、部分的に再塗装をして修繕するのがベストかも知れません。 しかし! 欠けた部分がそれほど大きくない場合、瞬間接着剤を使って応急的に補修して乗り切る事が可能です。 今回は、そんな応急リペア方法をシェアしたいと思います。 *ネックをぶつけて塗装が欠けてしもたー!(大阪弁) 上の画像の様にネックの裏面をぶつけて(今回の場合は、倒してしまったんですが・・・)塗装がパキッと剥がれてしまいました。 ネックの裏側って演奏の際に手が直で触りますので、こんな風に塗装が割れてしまうと、ちょっとストレスになってしまいますよね(^_^; こんな時は、瞬間接着剤を使って表面を滑らかに復活させる応急リペアで乗り切る方法もあります。 **応急リペアに(最低限)必要な道具類**************** * ・瞬間接着剤 * * ・ヤスリ * * ・耐水ペーパー(#800、#1000、#1500、#2000) * * ・極細コンパウンド * *********************************** 要するに、この応急リペアは、瞬間接着剤を塗装面の高さに合わせて固まらせる事で、表面を滑らかに復活させて、引っかかりをなくし、スムーズに演奏出来る様にする、リペアなんです。 ※ご注意下さい※ ご承知の通り、ネックは、演奏に影響する重要な部分です。 今回、応急のリペアをご紹介しますが、ご自身で行う場合は、道具類、ご自身の技量など、十分に検討の上作業を行って下さい。 大切な楽器を自分でリペアするのは、とても素敵な事ですが、下手をすると楽器を傷める恐れがある事もご理解下さい。 ご心配な場合は、専門のリペアショップにご依頼下さい。 もちろん当店でも承っておりますよ〜(^_^) では、手順をご紹介します。 まずは、処理を行う部分の汚れなどを落としてから、塗装が欠けてしまった部分に瞬間接着剤を薄く塗ります。 一度に多く塗りますと、硬化も遅くなりますし、失敗の原因になります。 リペアはとにかく、焦らず、慎重に、これが鉄則ですねー。 薄ーく塗って、乾かして、また薄ーく塗って、乾かして・・・を繰り返し、元の塗装面よりも少し盛り上がるくらいまで塗って乾燥させます。 完全に硬化するまで置いてから、ヤスリ(又は耐水ペーパーと当て木を使って)で、接着剤の表面を軽く削って行きます。 この行程は、表面がデコボコにならない様に削ったり、高さの足りない部分には、追加で接着剤を塗ったり、の判断が必要になります。 とにかく焦らずにじっくりと作業します。 ヤスリで、形を整えられたら#800の耐水ペーパーで、ヤスリの削り跡を消す感じで磨いて行きます。 その後、#1000、#1500、#2000と言う感じで、順番に細かいペーパーで磨いて削り跡をなくす様にします。 #2000のペーパーまで磨いたら極細コンパウンドで磨いて、削り跡が残っていないか確認。 最後にポリッシュで仕上げて完了です! 画像では分かりにくいかも知れませんが、塗装が欠けた部分の表面は滑らかになりました。 これで、ストレスなく演奏できます(^_^) ※瞬間接着剤を使った応急補修はラッカー塗装ににはおすすめ出来ませんので、ご注意下さい。 今回は、お客さんから頂いたリクエストを元に書いてみました。 最後まで読んで頂いてありがとうございました(^_^) ポップギターズでは、ギターのメンテナンス、調整、カスタマイズなどなど承ります! ご相談はお気軽にどうぞ。 ポップギターズはきっとあなたのお役に立ちますよ〜(^_^) メンテナンス、リペア、配線カスタマイズなどのお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ →問い合わせフォーム |