【ポップギターズの配線カスタム】 ストラトでテレキャスター風のサウンドを出せる様にするカスタム。

ずーーっと前にも紹介したことがあるのですが、今回は、ストラトの配線を変えて通常出すことのできないテレキャスター風(ネックPUとブリッジPUのミックス)のサウンドを出せる様にできるカスタムをご紹介したいと思います。

この配線カスタムでは、見た目は変わりません。ですから改造したぜっ!って言う派手さはないですw

しかし、元々オールマイティなストラトが、さらにオールマイティなギターに生まれ変わるナイスな配線カスタムだと思いますよー。

テレキャスター風サウンドだけでなく、ストラトの3つのピックアップの音を全部同時に出力もできたりします。

では、配線カスタムを順を追ってご紹介したいと思います。

ストラト配線カスタム00↑上の図が一般的なストラトの配線。
いわゆる1ボリューム2トーン仕様のものです。
(図を見やすくするためにアースやコールド線は省いております)
ストラト配線カスタム01↑ストラトの基本的な回路を少しずつ変えていきましょう。
まずはネックPU用のトーンポットをマスタートーンにするべく、配線を付け替えます。
元々は、セレクタースイッチにつながっていた、配線をボリュームの端子につなぎなおします。※図の赤い線の部分です。
ストラト配線カスタム02↑続きまして、センターPU用のトーンとネックPU用のトーンを切り離します。
多くの場合、トーン用のコンデンサーの足部分でポット同士がつながっているので、そこをカットします。※図の赤い部分
コンデンサーの足でなく、配線材でつながっている場合もあります」が、要するに上の図の赤い線部分に当てはまる部分をカット。
ストラト配線カスタム03↑ここまでで、トーンがマスタートーンに生まれ変わりました。
続いて元々センターPUのトーンだったポットをネックPUとブリッジPUのブレンダーボリュームとして再接続します。
図の赤い部分の様にポットからの配線をスイッチの隣の端子に接続しなおします。
ストラト配線カスタム04↑そして、スイッチとポットをつなぐ配線を追加します。※図の赤い部分ストラト配線カスタム05↑これで作業完了です!
この様に配線を変更することで、元々センターPU用だったボリュームが、ネックPUとブリッジPUのブレンダーボリュームになりました。

このブレンダーボリュームが「10」の場合、一般的なストラトとほぼ同じコントロール。
でも、ブレンダーボリュームを「0」に絞るとネックPUとブリッジPUが同時に出力される様になります。
これで、ストラトなのにテレキャスター風のサウンドも出せる様になりますし、3つのPUの同時出力も可能になります。
ネックPUとブリッジPUのブレンドは、ボリューム調整が可能ですので、お好みのサウンドを見つける楽しみも増えますね(^_^)

T-SOUND相関図↑上の図が、ブレンダー調整とセレクタースイッチの相関図。
図の左側が、ブレンダー「10」の状態。
図の右側がブレンダー「0」の状態。
ピックアップの出力の違いが確認できますねー
ストラト配線カスタム06↑ちなみに上の図の様に配線に一手間加えますとブレンダーの「10」と「0」の状態を逆にすることができます。
図の赤丸部分の様に端子の配線を逆にするとコントロールが逆になります
ブレンダーの向きはどっちが正解ってのはありませんので、お好みで使い分けたら良いと思います。

ちなみにこの回路を採用したポップギターズの配線済みアッセンブリ「STタイプ配線ずみアッセンブリ/T-SOUND」はこちらのページで販売中です。

今回は、久々に配線カスタムのご紹介でした。
ストラトはちょっとした配線カスタムで通常では出せないサウンドバリエーションを増やせるので面白いですねー。

T-SOUNDの他にもストラト用の配線ずみアッセンブリもこちらのページで販売中でーす。

こちらもよろしくお願いします(^_^)

最後までご覧頂きましてありがとうございました。

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