エレキギターの内部をいじるのに、立ちはだかる壁はやはり「ハンダ作業」かも知れませんね?
一般的に、普段の生活でハンダ作業を行う場面は激レアなので、慣れていない人が多いと思います。
ハンダ作業には、半田ごてなどの工具も必要であったり、とにかくいくつものハードルがありますしね~。
そこで、今回は、年間ハンダ作業日数150日以上のポップギターズが「ただのポット」を「ボリュームポット」と「トーンポット」にする手順を解説しますので、この記事を読めば、あなたも簡単なボリュームポットとトーンポットの準備はできるようになると思います。※パート1は【ボリュームポットの準備】編です
先ほども書いたようにポップギターズでは、今では、比較的、多くの時間、配線の作業を行っています。
しかし、僕自身も初めはハンダ初心者でしたので、今回は初心を思い出しながらできるだけわかりやすく解説しますね(^_^)
ここからは、画像を見ながら解説しまーす。
↑これは一般的なポット(ちなみにCTS製)です。
↑ポット背面はフラットバック。
ポットにもいくつか種類があるのですが、長くなるのでここでは割愛します
このままでは単にポットなので、これをボリュームポットにする準備をやっていきます。
では、作業スタート
↑画像のようにバイスに固定すると作業がしやすくなりますよ(^_^)
↑ポットの端子を慎重に整えます。乱暴にすると故障の原因になりますので、あくまでも慎重にやお願いします。
↑ こんな感じ。美しく整列してますね(^_^)
では、いよいよボリュームポットにするための準備にはいります!
↑ ポットに向かって右の端子をラジオペンチなどで、ポットの背面部分に近づけるように折り曲げます。
この右の端子をポット背面にハンダ付けしてアースにしますので。
↑ 右の端子を曲げた状態
↑ 別の角度でみるとこんな感じ。
↑ そして、端子とポット背面をハンダ付けします。
ハンダの手順としましては、、、
1、ハンダ付けする部分をハンダごてで熱します。
これはハンダが乗りやすくするためのものですが、熱しすぎるとよくないので、大まかな目安としましては、4~5秒程度熱するとよいと思います。
2,こてでハンダ付け部分を熱したまま、ハンダをのせて溶かします。
3,ポットの背面と端子に綺麗にハンダがのっているか確認。
山盛りにハンダをのせてしまうと、「イモハンダ」状態(良くない状態)になってしまうので、加減が分からないうちは気持ちとしては、少な目くらいにするとよいかも知れません。
4,完成!
これでボリュームポットの準備は完了です。
次回は、トーンポットを作って、このボリュームポットと接続していきたいと思います(^_^)
ありがとうございました。
ポップギターズでは、配線済みのアッセンブリを販売中です。
ご興味ある方はのぞいていって下さいね~