*ジャズマスターの封印を解除

今回は、ジャズマスターの秘めたパワーを引き出すカスタムについてです(^_^)

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ジャズマスターは、ネックピックアップとブリッジピックアップを同時に出すミックスポジション時にノイズが消えるように、元々各ピックアップが逆磁極にデザインされています。
この逆磁極を利用して、更にパワフルなハムバッカーサウンドを出せる様にしよう!ってのが今回のカスタムです。

文章で書くとややこしいので、まずは実際の音を動画で撮ってみましたので、ご覧下さい。

最後の「ブリッジピックアップ+ネックピックアップ(シリーズ)」が、ノーマルのジャズマスターでは出せないシリーズ接続のパワフルなハムバッカーサウンドです。
パラレル接続のチャキっとした音もいいですが、シリーズ接続のズシーン感もいい感じでしょ??
ハムバッカーサウンドとは、言っても一般的なLPタイプのフルサイズのハムバッカーとは違いシングルコイルっぽさを残しつつのハムバッカーサウンドと言う感じでしょうか。

ハムバッカーは、簡単に言うとシングルコイルが2つ直列で接続されたものです。(2つのコイルが逆磁極になる様に設置される事でノイズが打ち消されるので、ハムバッカーはノイズが少ないって訳なんです。)
で、先ほども書きました様に、ジャズマスターはネックピックアップとブリッジピックアップが元々逆磁極になってますので、それを利用してノイズを軽減しつつ、シリーズ接続の骨太サウンドにするって訳です。

では、どーやって、このサウンドを出せるようにするかを見ていきましょう。

ノーマルのジャズマスターの配線図は・・・

こーなってます。

うっ、、、線があっちこっち行ってて、ややこしい(^_^;

ジャズマスターは、ネックピックアップの「プリセットスイッチ」なる画期的なスイッチが装備されているので、回路が複雑なんですよね。。
でも、落ち着いてじっくり見ればー・・・いや、やっぱ、ややこしいかw

ま、とにかく、この回路に切替えのスイッチを追加して下の図のように配線する事で、「ノーマルモード」と「封印解除モード」を切り替えて使えるようになるんです。

うっ、さらに複雑っ!

でも、めげずに「ノーマルモード」の回路から「封印解除モード」の回路までのカスタムの手順を見ていきましょう。

・・・っとその前に、まずは下準備と言うか、「ノーマルモード」と「封印解除モード」を切り替えるスイッチを作りましょう。

これが、今回使うスイッチ付きのポットです。


ちなみに、このスイッチ付きポットのスイッチ部は、6p on-onのミニトグルスイッチと同様の動作になりますので、スイッチポットではなくミニトグルスイッチを増設する事でも同じ事が実現可能です。

話を戻しますと、このスイッチ部分を切替えスイッチとして機能するように準備をします。

スイッチ部には下の図のように6本の端子があります。

この端子を下の図のように配線します。

これで、2つのコイルの接続方法をパラレル(並列)とシリーズ(直列)に切り替えるスイッチの準備ができました。
このスイッチを元々のトーンポットと入れ替えるんですが・・・

ここからちょっと長くなりそうなので、配線の手順は次回ご紹介しますね!

今回は、ここまでです。

ご覧頂きましてありがとうございました。

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