*ピート・タウンゼントのLP-DLX(改)回路ご紹介

今回も、特注で頂きましたマニアックな回路のご紹介です。(^_^)

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ピート・タンゼントのレスポールデラックス(改)を再現したモデルがあるのですが、それと同じ仕様の回路を特注で頂きましたので、今回はその回路について書いて見ます。

まず、ピート・タウンゼントのレスポール・デラックス(改)ってどんなのか?って言うと・・・

これです。
ネックがボキッといってしまってる過激な画像ですが、どうやらライブで折られてしまった悲劇のギターのようです。。(画像はネットから拝借しました)

要するに通常のレスポール・デラックスのセンター部分にハムバッカーが追加されていて、ボリュームなどのコントロール付近にトグルスイッチが増設されています。
増設されたトグルは、センターピックアップのオン/オフとタップスイッチになっておりまして、通常ネックトーンのポットが、センターピックアップのボリュームになっています。
そして、ブリッジトーンのポットがマスタートーンになっていると言うわけです。

今回は、この回路のご依頼を頂きまして、制作致しました。

ノーマルの2ピックアップのスタンダードな回路は以下の図のようになってます。
LP スタンダード回路
この回路にセンターのピックアップとトグルスイッチを追加するのですが、その前に、追加のトグルスイッチは、ピックアップの「オン/オフ/タップ」の切り替えができなければならないので、6P ON-ON-ONのトグルスイッチを使います。

6P ON-ON-ONのスイッチは、こんなものです。
雛形になるアクリル板

この6P ON-ON-ONのスイッチは、少し変わったスイッチになってまして、レバーの動きとスイッチの動きが以下の図のようになっています。
雛形になるアクリル板

このスイッチを使って、ピックアップの「オフ/オン/タップ」を切り替えます。

*まずは、オフ状態の信号の流れ。
ピックアップからの信号は、どこにも繋がらないので、音は出ない状態。

*次に、オン状態(フル)の信号の流れ。
ピックアップからの信号は、両方のコイルを通って出力されるので、フルのハムバッカーサウンドになります。

*最後に、タップ状態の信号の流れ。
ピックアップからの信号は、コイル1のみ出力されます。

このスイッチ回路をギターの回路に組み込みますと、、、

こうなります。

ネック用トーンポットをセンターピックアップ用ボリュームに変更し、ブリッジ用のトーンポットをマスタートーンに変更しています。

てな感じで、回路自体は個々に見ると複雑と言うほどでもないのですが、実際にギターに組み込む場合は、トグルスイッチの取り付け穴やセンターピックアップの取り付け穴のざくり加工が必要になりますので、そこそこ大規模なリペアが必要になりますね(^_^;

と言うことで、今回もマニアックでプライベートな回路の制作事例のご紹介でした。

あなただけのスペシャルなギター作りの為に、ポップギターズがお役に立てるかも知れませんので、お気軽にご相談くださいねー(^_^)

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