アッセンブリの特注をいくつかいただく中でお客様からジミー・ペイジモデル仕様のアッセンブリのご依頼を頂きました。
そのジミー・ペイジモデルのコントロールに
「各ピックアップ毎のシリーズ/パラレルの切り替え」スイッチ
と
「ブリッジPUとネックPUのシリーズ/パラレルの切り替え」スイッチ
があるのは、どう違うのか?とご質問を頂きましたので、今回はその違いを図示して見たいと思います。
「シリーズ」「パラレル」ってなに?って言いますと、、、
「2つのコイルの接続方法」
の事なんですが、「シリーズ」は「直列」、「パラレル」は「並列」の事で、
「シリーズ」は、2つのコイルが回路の中で連続して接続されたもの。
「パラレル」は、2つのコイルが回路の中で並列に接続されたもの。
になります。
接続の違いで音色が変わるのですが、簡単に言いますと
「シリーズ」は、中低音が力強い傾向、逆に高音は出にくい。
「パラレル」は、中高音がよく出る傾向、シリーズほどの低音は出ない。
となります。
言葉では表現が難しいので、興味を持たれた場合は、実際にお試しいただくのがおすすめですが、極簡単に言うとこんな感じです。
今回ご紹介します2つの「シリーズ/パラレル」切り替えの1つ目は
「ピックアップ(ハムバッカー)のコイルの接続」
そして、もう1つは、
「ピックアップとピックアップの接続」
の切り替えになります。
まず、ピックアップ(ハムバッカー)のシリーズ/パラレルの切り替えスイッチですが、4芯のハムバッカーを以下のようにミニトグル(6p on-on)などに接続する事で切り替えが可能になります。

4芯のハムバッカーを上の図のように接続すると「シリーズ/パラレル」の切り替えが出来るんですねー(^_^)
一般的なハムバッカーは、シリーズ接続されているのですが、、、 
(切り替えスイッチを)シリーズ接続にした場合、信号の流れは上の図のようになります。
簡単に言うと2つのコイルを信号が一筆書きで通っていける状態です。
そして、スイッチを切り替えますと、パラレル接続になります。
2つのコイルにそれぞれに信号が流れると言いますか、ストラトのハーフトーンなどのような感じと言えるかも知れませんねー。
この「シリーズ/パラレル」切り替えを各ピックアップに設置した上に、更にそれらの接続方法を「シリーズ/パラレル」と切り替える為のスイッチを設置すると・・・
こうなります。
「シリーズ」「パラレル」の切り替えは、コイルが2つあれば出来るので、レスポールなどの2ハムのギターの場合、
1、各ピックアップの「コイル1」と「コイル2」の「シリーズ/パラレル」切り替え
2、「ネックPU」と「ブリッジPU」の「シリーズ/パラレル」切り替え
が、可能で、更にそれらを組み合わせて使う!なんてことも出来るんですねー(^_^)
例えば、「ネックPU」は「シリーズ」、「ブリッジPU」は「パラレル」、そしてそれらを「シリーズ」にする。なーんてことも出来るワケです。
どの組み合わせが、良い/悪いってのはないのですが、、、
音のバリエーションが増える!→表現の厚み大幅アップ!→可能性無限大!!
ま、無限大は言い過ぎですが(^_^;
今までにない表現も出来るようになる!かも。。
って言う2ハムバッカーギターの為の配線カスタムでした(^_^)
今回は以上です!
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